収蔵品紹介

検尺器

種別:検査・計量

生糸の繊度(太さ)を測定するための道具。生糸の繊度は、まず生糸の長さを測り、その後重さを測って求める。繊度の単位は「デニール」。1デニールは、450mの生糸が0.05gのとき(普通、繭1個の繊度は平均2.6デニール)。検尺器で450mの試験糸を正確にとり、検位衡にかける。検尺器は周112.5cmの枠に400回巻き取るため400回ともよばれている。100回、200回と回転計によって停止させ測定することができる。検尺器はガラトリともいう。